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渋谷ユーロスペースの初回上映&舞台挨拶に行ってきました。
いかんせん、数時間しか寝ていない状態だったので、兎に角舞台挨拶の間だけは寝ちゃいけない、と思いながら観てきました(大変失礼ですね。本当に申し訳ありません…)
ラブホとクラブとライブハウスがひしめく一画なので、自分はちょっと苦手な地域なのですが(大汗)
ちゃんと開場時間前に着いて、整理番号順に入場して参りました!
キャパ91席という劇場だったのですが、端のほうの席がちょっと空いていたのが勿体ないなーと。
上映前に八嶋氏と月船氏と監督さんの舞台挨拶だったのですが、核心に触れずに、でも映画の紹介はちゃんとされていて、観終わってからなんて上手に説明されていたのだろう、と思いました。
小さな劇場だったので、司会の方以外はマイク無しで応答されていたのですが、ちゃんと聞き取れるというか舞台をなさっている方なら余裕で声が通っちゃう広さなのが良かったかな、なんて思いました。
八嶋氏の舞台を拝見したことはないのですが、舞台のセンターをしっかり両足で踏みしめ、全身を使って感じ取ったことを表現なさる様に、舞台を観ているように客席が引き込まれていたのは凄い! の一言でした!
声の大きさだったり、体の動かし方だったり、感情の波が感じ取れるのは、さすがだなあ、と。声もステキですし、何を喋っているかちゃんと聞き取れるので安心して言葉に耳を傾けられました。
機会があったら舞台も拝見したいです!(≧x≦)
黒いジャケットにハーフブーツにパンツの裾をインされていて、でもインナーがマゼンダに近いパープルのシャツで、とてもファッショナブルでした!
月船氏は初めて拝見したのですが、あまりにもの美人さんっぷりに目が点になっておりました! ステキでした〜w
演技をされるのも初めて拝見させて頂いたのですが、宝塚出身っぽさの無い台詞回しで、言葉がすとーんと入ってくる方だなあ、なんて思ってしまいました。
舞台挨拶中では「ココではない何処か」、ということを何度も仰っていたので、それが映画のキーワードなのかな、と思い拝見して参りました。
途中、ちょっとウトウトしてしまいましたが(85分しかないのに!)、以下、映画を観た感想です。
まだ観てないよ、という方であまり内容に触れたく話を見たくない方は、この先ご留意くださいませ。
一応、畳んでおきますね。

cinemusica(第7弾)シリーズなので、悲しいボーイフレンド(第6弾)と同じシリーズなんだなあ、と思っていたのですが、こちらは原作に小説があって、映画に合う音楽をスネオヘアーさん(お一人のプロジェクトとは、映画のパンフレットを拝見するまで知りませんでした…)が後から付けられているですね。エピックさんプロジェクトですね。
架空の街のお話なのですが、撮影は函館で行われていたようなのですが、舞台になる食堂が実際はラーメン屋さんだということに映像を見てビックリしました。昭和のモダンな喫茶店のようなのですが!(@x@)
コロケット定食とか、ステーク定食とか、その雰囲気に合った洋食メニューが劇中で多く登場するのに、またウットリでした。とてもとても、美味しそうです…。

ストーリーは自分を取り戻すためのお話、と言えば良いのでしょうか。
日常があって、そこにどんどん埋没していってしまうのだけれども、日常のちょっとしたキッカケで自らの原点を見つめ直し、まっさらな状態に戻って新しい一歩を踏み出す、みたいな感じを受けました(小説未読ですので、思い込み三昧です)
消えるように亡くなった父親を理解して、父親と同じ高みを見たいと願っていたけれども、父親と同じだ、ということに気付くためのムービーというか、それが原点だったというか。
詳細な台詞はまったく覚えていないのですが(本を読め!)「手品師と文字書きは同じようなものだ」という言葉に集約されているんじゃないのか、と思いました。他人を弄することで見る側を楽しませるという仕組みは同じ、だと(と自分は解釈したのですが、間違っていたら本当に申し訳ありません…)
そう、『私』の気付きムービーなのですが、『私』を取り巻く世界が優しいのが、観ていてとても癒されました。
函館の町並みも異国情緒がありましたし、食堂のモダンさ、ノスタルジックな劇場と喫茶店。現代日本にいるとは思えなかったのです。
風景だけでなく、登場人物も皆さん暖かみのある方々なのが安らげました。
世の摂理を告げる下條氏の語り口調は聞き入ってしまいますし、奈々津さんの真っ直ぐさは舞台挨拶の時も仰っていたように月船氏と重なるところもあって気持ちよく拝見できました。
田中要次氏の「あるよー」にちょっと吹き出してしまいましたが、詭弁を投げ掛ける様は楽しそうでしたし、父親役の生瀬氏はやっぱり胡散臭かった(いえ、褒め言葉です…)
種も仕掛けもございません、という台詞が何とも言えずに胡散臭いんです。
でも、その言葉が父親にとっても『私』にとっても何よりの真実なんじゃないかな、なんて思ったりしてしまいました。
アブラカタブラとか、もう本当に胡散臭いんですよ。でも、その言葉は魔法の言葉であり続けた人たちもいるわけですから。
父親が劇場の喫茶店でエスプレッソを飲む時に「にがっ、うまっ」と言うのを、『私』が後年真似ることになるのですが、その口調が生瀬氏そっくりだったので、八嶋氏に改めて脱帽させて頂きました。
…ちょっぴり親子なトコロに違和感はあるのですけどね(苦笑)
手品師役の生瀬氏はトリックに出てきそうな感じでした★(どんな感想!)…ほとんど生瀬氏感想で申し訳ありません(VxV)

取り敢えず、次観る時は、ちゃんと眠った後で観たいです(爆)
自分が揺らいでいる時に観ると、足下を固めてくれる映画だと思います。

そうそう、制作にキューブさんが入っていたのにビックリでしたさ!

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