3月15日(土)、22日(土)、4月5日(土)いずれも夜公演(19時開演)に行ってました。
前回の印獣から5年経っていたことにビックリです!
そして、印獣と同じく、三回観劇したところで、ちょっと面白さが分かってきたので、感想を纏めてみることにしました(苦笑)
ああ、もうちょっとチケット取っておくべきだったよorz
東京公演は残すところ二回ですが、地方巡業があるので、未見の方も多いはず。
ということで、ネタバレ等気にされる方はこの先の閲覧はご留意くださいませ。
前回の印獣から5年経っていたことにビックリです!
そして、印獣と同じく、三回観劇したところで、ちょっと面白さが分かってきたので、感想を纏めてみることにしました(苦笑)
ああ、もうちょっとチケット取っておくべきだったよorz
東京公演は残すところ二回ですが、地方巡業があるので、未見の方も多いはず。
ということで、ネタバレ等気にされる方はこの先の閲覧はご留意くださいませ。
万獣こわいの感想を書くにあたって、一応自分が書いた印獣の感想を読み返してみました。
あれ、落ち着いた先が一緒だ(大汗)
印獣でねずみの三銃士のテイストを知っていたので、万獣こわいは前回ほどモヤモヤせずに観ることができました。
ストーリーを説明するのは自分の筆力だと難しいので割愛。
観たままの感想を書いていくことにします。
今回、すんなり舞台の世界を受け容れられたのは、劇中に観るヒントがあったからだと思っています。
「考えたって何も変わらなかったんだから、生きるためにバカになれ」というのと、「考えないように考える」という台詞がそれにあたります。(うろ覚えだし、登場人物の名前が思い出せないorz メリンダで良かったんでしたっけ???)
舞台を難しく解釈するのも、ああ面白かった、と思いっきり笑うのも感想には変わりありません。
だったら、難しく考えずに楽しんだもん勝ちかな、と割り切って観ることにしました(笑)
実際、舞台で扱っているのは殺人・監禁事件なのでストーリーとしては重いです。
人も生々しい痛さを伴って死んでいきます。
もう初見時は電気ビリビリが本当に見ていて痛かった。
でも、三回目にはここでビリビリが来る、と分かっているから初見時ほどの痛みを伴うことはなかったのですね。
これが慣れというヤツなのかもしれません。
「オレもアイツと同じになっちゃうんだろうな」というマスターの台詞はリピーターにも向けられているものだったのですね!
思えばマスターの名前が出てくるのは、最後の判決時だけなのですよね。体裁を取り繕って生きてきた彼の無個性の象徴かもしれません。それに誰でもマスターの立場になる、という可能性の示唆も入っているかもしれません。
体裁が良いほうを選んで生きてきた、というのは自分にも当てはまる言葉なので、そこも痛いです。
体裁が良いから、マスターはアヤセとは違って、奥さんである陽子さんは殺さないことを選択する。
アヤセと埜路を殺す、という反社会的な体裁を纏うことになっても、アヤセと同じモノにならない、という一点においての選択。
この辺りのマスターの心情の変化が万獣こわいのキモのような気がします。
全員で助かる方法が見つかってはしゃいでいたのに、その方法を最初に唾棄するのはマスターです。
「高校生みたいで楽しかったのに」と云っておきながら、放棄したのはマスターです。
好ましいモノを遠ざけようとする、のが饅頭こわいの原点だと思うので、その原理にマスターは乗っかった=トキヨのルールを乗っ取ったんじゃないかと自分は思うのですね。あの時点で場を支配したのは、トキヨではなくマスターだったのですから。
ただ、こう解釈するとラストの証言のトキヨの立場の説明が付けられなくなるので、これ以上は考えないことにします(苦笑)
また一から世界を作り上げなければならなくなった、マスターへの復讐からのトキヨの発言?(苦笑)
このシーンの行動は、トキヨは陽子のことが嫌い、というのはありそうなので、陽子に刑を与えたいが為の発言だったのかな、と単純に思っておりますが(マスターとデキていたと自分は思っているので、女性の嫉妬かな、と。というか、初対面時の陽子の一声が「豚くせっ」だったので、それをずっと根に持っていた、ということも考えられるかな)
話は戻って、マスターがトキヨのルールを乗っ取った、と自分の中で着地点を見付けた! と思ったのですが、同じことを印獣の感想にも書いてました(爆)
録音されていた時のマスターの表現から、マスターにとってトキヨは庇護しなければならない、と上位視点から接しているんだと思います。それはトキヨが「喫茶どんづまり」を支配するようになってからも変わっていない(「コンセントでビリビリとしている埜路に対して「あの子は可哀相な子なんです」という説明していることから、可哀相な子を放っておけないという体裁を繕ってますよね)
そのスタンスがあったからこそ、場を逆転させる隙を見付けられたのではないかと思うのです。
埜路とアヤセの死体を発見した時「殺せなんて言ってない(殺して欲しかったのは陽子だった)」とトキヨが本心を露わにした時点で、立場は逆転したのではないでしょうか。
あ、でもその後のトキヨの行動は描かれていないのですよね。二人分の死体を始末したのはマスター夫妻だけだったのかもしれません。自分の支配下から抜けたマスターにトキヨは未練は無さそうですから。お金も無さそうだから、寄生するだけ無駄と見切りを付けた。
「トキヨを追い出したい」という陽子の願いは成就されましたが、失うモノが多すぎる結末でした。
今後、マスターは体裁だけで、二人の子どもということになってるけどノブヤンの子である可能性が高い月子を育てていくのかな。体裁だけで、奥さんの面会に行くのかな。
なんか、小難しいことを書いてますね(汗)
もっと単純に役者さんたちのことを書いておかねば。
ええと、踊る生瀬氏がステキでした!<そんな感想なの!?
ねずみの三銃士のブルースで踊る夏帆嬢が、ちゃんと歌も歌っていて可愛かったです。この後のトキヨとのギャップが(怖っ)
栄子嬢は胸、デカかった<ゑ
てか生瀬氏。USBメモリを払い除ける時の笑顔が凄絶なのですよ。その笑みで、本当に場の空気が一転するのですよ。
この恐さは、是非空気で感じて頂きたいです!(≧▽≦)
アンパンマンマーチを着信音にするアヤセもある意味怖いですけどね(爆)
メリンダのパンツが見えたとかは(ry
拘置所の早口言葉を古田氏・生瀬氏・栄子嬢で言う場面は、初日はちゃんと三人ハモっていたのに、回を追うごとに生瀬氏の手抜きが酷くなっておりましたw(成志氏に「先輩、諦めるな!」とか「諦めてるんじゃねーよ!」とかのツッコミに注目です! 生瀬氏、三回目の観劇時では口すら動かずの笑顔でしたらw)
つらつらと書き連ねてきましたが、嫌なモノを観ているけれども、でも笑いが随所にある舞台で、面白かったです。
まさにねずみの三銃士のブルースにある♪何とも言えないお芝居を~♪歌詞どおりだと思います。
ふと、舞台のロゴを見てみたら操り人形をモチーフにしているのが、舞台を表していたんだなあ、ということに気付きました。
あと冒頭の落語のシーンで「師匠の落語がウマいからお腹がすきました」と言って師匠を食べ始める、というのも言葉遊び的に好きです。痛々しいですが(>x<)
生々しいですが♪人間の身体の60%は水分♪も気付けば口ずさんでいたりしているのが怖いです。恐るべしABBA風!
佐村河内氏のモノマネは、何時か小保方氏の割烹着姿に変わると思っていたのですが(爆)
もう何回か観に行きたかったな、と思える舞台でした!
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