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CMが入らなくて良かったですよ!@NHK教育

忠臣蔵を壮大な絵空事に仕立て、嘘と真実の糊塗に大石内蔵助が誑られていく、というストーリーなのですが(説明する気のない文だなー)、感想はただ一つ。
生瀬氏はニャルですか…!
(ニャル=ニャルラトホテプ。這いよる混沌という別名を持つクトゥルー神話のトリックスター)

いや、ペルソナ好き人間の戯言なのですが、嘘=噂が真実になるとか、偽物と本物が分からなくなってしまうとか、現実が虚構になり得てしまう紙一重の世界というのに、ペルソナ世界との共通項が多いなーと思いながら観ておりました。
生瀬氏の役どころというのが吉良邸討ち入りのための赤穂浪士のパトロン的存在であり舞台興行の胴元なのですが、赤穂藩再興のため吉良の殿様を討つ、というシナリオを描いているのですね。
その中で藩主が生きていたとか、大石内蔵助の偽物が大活躍しているとか、いろいろ演出を手掛けていて、その役ドコロは生瀬氏の思惑一つで変わってしまうのですね。
その真意は最後まで見えなくて、死を美学と信じて逝った人たちを嘲笑し、自分が斬られるときも第三者の視点で自らの死を虚構のもののように見ているところがあったので、混沌を糧にして人間の運命を手繰る神的な存在として描きたかったのかなあ、なんて思いました。
この世界は所詮、誰かの絵空事でしかない、というか。
真実は見る人が決めるもの、見たいものしか見えていない、という理不尽なものが世界というか。

生瀬氏は、自分が非常に好きなポジションでの役でしたので、観に行けたら良かったなー。
いやいや、テレビで拝見できて良かったですとも!
始まる時間にギリギリ帰って来れたので、デジタル放送で観ることができたのも、嬉しかったですw

…劇の感想を書いているのに、天野屋=支社長なんじゃ、と思った自分はペルソナに戻ることにします(脱兎)
世界を変えられないことは分かっている。変えなければならない、という役割を演じざるを得なかっただけなんだよ、きっと。

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