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キャパが150席の劇場でしたが(一列目はマスコミ用だったので、実際はもっと少ない)D列という素敵チケットをプレリザーブでゲット!(ぴあ様ありがとうw)というわけで『悲しいボーイフレンド』本編&舞台挨拶に行って参りました!

一回目の舞台挨拶だったので、本編終了後でした。
自分は寺脇氏目当てで見に行っているので殆ど彼のことしか見ていなかったのですが(本当に他の方がどんな格好をしていたのか記憶に無くて…)ストライプのスーツにストライプのシャツは若干クドイ気が(汗)
胸ポケットにチーフがあったのに思わず右京さん! と心の中で叫んでました(苦笑)
映画本編見ていても思ったのですが、本当にスタイルがよろしい方で、足の長さにビックリでした。
お話しも楽しくて、場の空気を良くしようと色んな方の話にツッコミを入れられている姿に、相棒の時には感じなかった座長的な雰囲気を感じました。主演という看板を背負っているというのもあるのでしょうが、男らしさ120%増に感じましたよ!
覚えている限りの発言(大いに意訳アリ)ですが「日アカで助演男優賞グランプリを取れなかった寺脇です」「(亀山薫が熱血漢の役だったので)ニュートラルな役をやりたい、というところに来たオファーだったので喜んで受けた」「ただ川辺を歩くだけのシーンがいちばんお気に入り」「(おくりびとが日アカ総ナメにしているのを受けて)明日からは『悲しいおくりびと』にタイトル変えて多くの方に見てもらえるように(笑)」等々。
本当に、見ていて気持ちが良い方で、和やかで楽しい舞台挨拶でした(^x^)
マルグリットより近くで見れたのが、かなり幸せ気分でした!(フォトセッションで自分の正面に移動されたのはちょっと嬉しかったです!)

さてさて、本編の感想。
本編に入って心の準備は出来ていたのですが、冒頭に『eyes』収録の挿入歌で吹き出しそうになってしまいました(感情が昂ぶると、吹き出したくなる堪え性ナシでスミマセン…)。
映画本編よりも、まずワタクシがハニーと勝手に呼んで敬愛しているアーティストが渡辺美里氏なのですが、彼女の同タイトルの曲にインスパイアされて作られたのが、この映画なのですね(映画パンフ見るまで知りませんでした…)。
彼女のデヴューアルバムに収録されている曲で、リリースが1985年10月2日(ソラで言える自分GJ! と思ったら友人の誕生日でした…)。
リアルタイムで聴いていたわけではなく、彼女のファンになってから聴いたのですが、それでも自分は15年以上聴き続けているアルバムです。CDは手許に無いのですが…。
そのアルバムの中で唯一飛ばして聴いてしまうのが実は『悲しいボーイフレンド』なのです。どうにもこうにも歌に感情移入が自分はできなくて…(ハニー好きでもTMさん寄りファンなので、彼らの曲のほうが入りやすいというか。『死んでるみたいに生きたくない』とかをエンドレスで聴いたりしてました)
自分の読解力がないせいか、視点が定まっていない印象を受けたり、主人公が自己中な感じがするので好きになれなかったり(向かい風の中グッと堪えている、というイメージを自分がハニーの歌に抱いているからでしょうね)。
でも長いこと歌われ続けている歌なので、何度も聴くことはあった(ライヴにはちょくちょく行ってますので)のですが、それ以上の曲には自分の中ではならなくて。
その歌にインスパイアされる、しかも歌詞は徹底的に女性視点なのに主役寺脇氏でどうストーリーを組み立てるんだろう。
とワクワクしながら映画を拝見してきました。
で、冒頭からラジオから流れる(ムーンライト歌いたくなりますよね!<自分だけ!)オリジナルの『悲しいボーイフレンド』だったわけですが。

公開初日にも関わらず思いっきり内容に触れた感想を書き連ねてますので、畳んでおきますね。

自分の性格が主人公に近いせいか、寺脇氏演じる役には感情移入ができたのですが、ヒロイン役、というか女性側にはまったく感情移入ができずに見終わりました(これでも自分、女性です…)
ファンタジー映画、というカテゴライズなので主人公の前に現れる女性は、初恋の女の子との間の生まれなかった霊というか思念というか、幻の女性なのですが、そこで彼女は寺脇氏(父親ってことですよね)演じる岩津氏に母親のことを知れ、と迫るわけです。
母親は岩津氏に捨てられた後も彼のことを純粋に想い続けて忘れられず、他の男性と結婚して女の子を生んでも精神を病んで亡くなっているのです(死因は違うかもしれませんが、自分にはこう見えたので…)。
精神が安定しているときには本当の娘に「すごく嬉しそうに岩津さんのことを話していました」と語っているのですが、そこが自分には理解できず。ああ、悲しいボーイフレンドの世界か、と思ったわけです。
捨てられたのは親が許さなかったという不可抗力もあったのですが、だからといってずっと未練を持ち続けていられるか(しかも美化されたまま)、約束を守るという美しさを保っていられるかというか(だからこそ、物語として成立するのかもしれませんね)。
「お願い冷たくしてね」というのが、自己弁護というか自己保身にしか思えなくてダメなんです。自分が不幸になることであなたが幸せなら構わない、って最大の自己保全の気がして。
歌詞の世界と映画の世界がリンクして感じた部分なのですが。
辛かったら忘れてしまえばいい。前に進むための人の能力だと思うのです。だからといって留まることも、否定はしません。想いは人を強く確立しますから。
ただ、どちらを選んだとしても他人を巻き込むことが自分は許せないのでしょうね。自分の生き方は自分で責任を負って生きていかなければならないものですから。他人に影響されたとしても、影響されることを選んだのは自分ですから。
生きることは、決断を下し続けること。
そこから逃げることは、生きることを放棄することだと思うのです。

母親は記憶に留めておけず、生まれてこなかった娘に託してしまった。
知る、ことは悪いことではないと思います。岩津氏は記憶に鍵を掛けることを選んで生きてきたのですから。
それは冷たい行動かもしれませんが、それが彼なりの自己保身だった。想いが届かないと知ったら、自分もそこで関係を切り捨てると思います(嫌な人間だとは分かっているのですが…。なのに、僅かでも繋がっていると感じられると嬉しいと感じるのですが…)。
知ってからどうすれば良いのか、ということが描かれていないのが消化不良に感じるのかもしれません。悔いて、忘れなければ、良いのでしょうか?

なんか、取り留めのない感想になってしまいましたね(苦笑)
ええと、それでも劇中バージョンの『悲しいボーイフレンド』は大好きですw
一人カラオケ(バービーか!)とか、プジョーを運転するとか(どうせならアウディが良かったとか<川原氏か!)、関西弁を話すとか、関西イントネーションの渡辺美里が聞けてよかったとか(これは寺脇氏じゃありませんが)、見ていて楽しいシーンも沢山ありましたよ(^x^)
というか寺脇氏、フツウの人の役でも違和感なく見ることが出来ました! 既製品のスーツはちょっと合わなさそうなスタイルの良さでしたけど、お父さん役とかを見てみたいなあ、と思いました。
劇中設定が37歳って、2月25日で47歳なのに若すぎです…!

個人的に、85年をリアルタイムに知らないので何とも言えないのですが、デヴューから半年経ってなく、まだヒット曲を出していない新人の曲(しかも発売前のアルバムから)がラジオから流れてくるのかなあ、というのが一番気になりました(大汗)

これでもハニーも寺脇氏も大好きですよ!(マジですよ。ハニー主題歌で良いじゃんか! と思ったくらいです)
ヒロイン役の寺島咲嬢も透き通るように美しくて大好きなんです(魍魎で加菜子ちゃんをやられてたのですね!<名前がシンクロしてる!?)
ストーリーが自分に合わなかったというだけなのですが、忘れてしまった大事なことを取り戻す、という誰もが感じたことのある哀しさがキレイに描かれている作品だと思います。
90分に満たない作品ですので、気軽に見に行ける作品ではないでしょうか。

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