某所での「今の相棒はドラゴンがメインじゃないけど続いているドラクエなんだよ！」という言葉に、非常に納得している今日この頃です（苦笑）
厳密に言えば、自分はロトシリーズで無くなった4に触れたときの感覚に近いというか（1〜3の円環は本当に美しくて大好きですし、小説も素晴らしくて本当に大好きでした）。クリスタルの重要度が低くなっているFFというか。岡田氏と金子氏と里見氏が関わっていないペルソナというか（お三方の鼎談が楽しみで攻略本を買っていたのに！）＜すべて例えがゲームかよ！
でも、このシリーズの続きたちを、自分はプレイしているのですよね。
何でだろうと考えたときに、それまでのシリーズが築いてきた安心感と、連綿と続いているエッセンスがちょっとでも感じられたら、という期待があるからなのかな、と思ったりしました。
ブランドの力、というのかな。
外枠を囲えば、中身は外枠色になるというか、外見から入っていくというか。シリーズとして話は続いていなくても、小道具や背景がちょっとでも被っていたらシリーズとしてOKなのですから！


以下、7-12について内容に触れてますので、興味があって未見な方はスルーしてくださいまし！

相棒も、その外枠を使って世界を再構築している気がします。
いずれコアを据えるとは思うのですが、これまで築いてきた世界を最大限に活用したのが前回の逃亡者だったのかなあ、と。
薫ちゃんが言うだろうと思われる台詞を他のキャラクターが言ってみたり、薫ちゃんの代わりに各キャラクターの描写を細かくしてみたり（伊丹氏の呪いとか、部長と参事官の頭の下げ方とか、トリオの仮眠風景とか、眼鏡トリオ勢揃いとか）
その最大の対象者が左氏だと思うのですが、亀山氏と似て非なる人物として巧く配置されていたなあ、と思うのですね。
「バカは嫌いじゃない」と亀山氏を彷彿とさせる台詞を伊丹氏が言っておりますが、この事件が卒業前に起こっていたとしたら、亀山氏はどう行動したのかなあ、と。
特命で八年間過ごして、警察官としての自覚は強くなっていると思うので無闇に渡航したりはしないでしょう。
「犯人を殺す」と言っていた志茂川氏を加害者にしないために渡航はしそうですが、そんな状況でも上司である右京さんの許可を得てから行くと思うのですね。
そこが左氏との徹底的な違いなんじゃないかと。
右京さんも組織のレールから外れたことを平気でしでかしてしまいますが、無茶ではない。何より警察官としての正義を重んじている人です。
警察官としての体面より、自分が信じた正義を無鉄砲に貫こうとする。
左氏は特命に来る前の亀山氏に近いのでしょうね。

彼が特命に配属されれば、これまでの安定していた特命係はイチから出直しになるので、強力なカンフル剤になるとは思いますが。
亀山氏と似たような人物をまた持ってきてもなあ、というのもあったり。
自分はスゴク、見てみたいのですけどね！（≧x≦）

…でもやっぱり、亀山氏に戻って来て貰いたいと思う今日この頃です。